賃貸物件で「ルーバー窓の網戸」を自作しました。
退去後の現調の際に、あるはずのルーバー窓の網戸がありませんでした。
同じものを入手するために調べたところ、現在では入手が困難なことが分かりました。
かなり古い物件だったので、「入手が出来ない」から網戸がなかったんですね。
このままでは、次の入居者が可哀想です。

そこで、サッシ業者に相談したのですが、ごちゃごちゃうるさいことを言うので、自作する決意をしました。
個人オーナーの悩みを(できるだけ)解決
ポリバレンテは個人オーナーの悩みを(できるだけ)解決します。
詳しくは、「【個人オーナーの味方】自主管理物件を強力サポート」を参考にして下さい。
網戸を制作
まずは、網戸のネットが交換できるように金物部分を作り、窓のサイズに合わせた枠を作りました。
そして、枠に金物を取付けて完成です。
網戸本体の窓枠からの取り外しも、入居者が工具を使わず直感的にできるよう工夫しました。
金物部分の再現性は自画自賛です。
設計段階では脳汁がたくさん出ました。
既製の網戸と同様の手段でネットの張り替えも可能です。

オーナーさんは驚き、大喜びです。
これが一番うれしいですね。




ポリバレンテが自作した物は他にも
ポリバレンテが自作した物は他にもあります。
興味がある方は「部屋干しの器具を自作」をご覧下さい。
【補足】なぜ入手困難なのか
なぜ入手困難なのかを説明すると、サッシ業界は統合されて、この物件に使われているサッシメーカーは淘汰されていました。
サッシ業者は小口案件のため、代替品を探すのが面倒だったんじゃないかと思います。
「何でも良い。」「仕様が変わっても、こちらで対応する。」と言ったんですけどね。
思考停止の令和対応でした。

ちなみに、自分でネットを使って探してみましたが見つけられませんでした。
今のネットって不便ですよね。
根性だけでは、ニッチ商品を見つけられない。
制作の経緯
このページの閲覧数が多いです。
皆さん困っているんですね。
ここで、制作の経緯を説明します。
参考にして下さい。
この網戸は全てホームセンターで入手できる建材で作っています。
「簡単に入手できる建材を使用して作る。」という点を始めから意識しました。
- 数件のホームセンターに行く
ホームセンターの隅から隅までどんな部材・建材があるか、足を使って勉強しました。 - ひたすら考える
家にいるときは勿論、現場で作業中も考え続けました。 - 頭の中で作って、問題点を見つける
頭の中で何度も作って、問題点を見つけ、解決策を考えました。
※問題の解決にはネットも利用しました。 - 直ぐに作り始めた
技術的な問題は実際にやってみるしか解決できない。
だから、直ぐに作り始めました。 - 図面はない
図面は頭の中。メモすらありません。 - コツコツやった
溶接の技術がないので、主に接着剤を使用して作りました。
ですから、十分な時間をかけ、一日一工程ずつ、コツコツ作業しました。 - 完成
特に大きな問題もなく、一回目で完成しました。 - ちなみに、改善点はあります
後から、改善したいと思うことはありますが、現在入居中のためできません。
違う視点で考えると、「現状は問題ない」とも言えます。
料金について
料金は建材代と手間賃となります。
制作コストも類似品の販売価格より低く抑えることができました。
※建材代の値上げが頻繁に繰り返されるため、なかなかはっきりとした数字を示すことができません。
ご理解ください。
壁紙の貼り替えや補修など、他の作業と一緒にすることで料金を安くします。
料金について
料金については「【低予算で工事】補修・修繕で原状回復費用を節約」をご覧ください。
まとめ
いろいろと大変でしたが、自分で網戸を作ることで、網戸がない状態を解消できました。
これで、物件の価値を下げずに済みました。
ちなみに、個人的には誰でもできると思います。
しかし、(現在の)多くの人はできないかもしれません。
そして、「網戸だけ作ってくれ。」と言われても困ります。
私は「多能工」を売りにしておりますが、基本的には「クロス職人」です。
十分な道具もなく、全て手作業で作ります。
現場の作業の一つであれば、コストを抑えることができますが、これ単体となると割高になります。
また、野性的(直感的)に作るので、現場でサイズを確認しながらでないと作る自信がありません。
「寸法がどうのこうの」という感じで作る方が、私には難しいです。
ご理解下さい。
何か聞きたいことがあればお応えします
以上を踏まえて、何か聞きたいことがあればお応えします。
ただし、昭和生まれのゴリゴリの職人なので、「言葉遣いなど(例えば質問のクオリティ)」には気をつけて下さい。
相当偏屈なのでご注意下さい。
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